2015-01-21

創作の決まりごと

わたしのトイレットペーパー芯リサイクルアートには「決まりごと」が3つあります。

 

以前、マレーシアのペナン島で開催された「ジョージタウンフェスティバル2014」で、現地のデザイン学校の生徒さんたちと大型オブジェを創作した際にも、その3つのことを守って創作してもらいました。

その3つのこと。

  1. トイレットペーパー芯に色を塗らない

    そのままの状態で使っていると、芯に色を塗らないんですか?とご質問されることも多いのですが、わたしはあえて色は塗らないことにしています。

    なぜかというと「見た目でトイレットペーパー芯」とわからなくなるから。

    なぜわたしがトイレットペーパー芯にこだわるのかということの理由がここにあります。
    日本のトイレットペーパー芯は「そのままの状態でとても完成された紙」だと思っているからです。

    だからできればそのトイレットペーパー芯の質感や色、印刷文字などをそのまま使って表現したいと思っています。


  2. トイレットペーパー芯は端などがゴミにならないような決まったカット方法で切る

    トイレットペーパー芯は決まりごとのなかでカットされています。

    芯は半分に潰した状態で輪ゴムで止めてストックしています。

    その潰した状態の芯をカットして創作パーツにするのですが、コアパーツとして一番大きなパーツは4分の一にカットしたもので、一番小さなパーツは16分の一にカットしたもの、と大きさを決めています。
    このコアパーツからさらにカットする場合は、パーツを2分の一にカットするだけにしています。

    これにも理由があって、ランダムにカットするとゴミになりやすかったり、統一性がないと接続した際の強度に問題が出てきたりします。

    一番大きな理由は、形状がわかるような状態やカットの決まりがないと、それはただの雑紙のようなものになってしまうと思っているからです。

    そしてその決まりごとの中で、制限された中で創作を繰り返すことで、統一感のある不規則な形が出来上がっていきます。
    トイレットペーパー芯は円柱の状態になっているので、できればその状態で折ったり曲げたりすることで、創作パーツを作り出すことに意味を持たせています。


  3. 創作の際にゴミを極力出さない(裁断ミスなどの不具合があるトイレットペーパー芯も破棄せずに使う)

    リサイクルアートなので、創作の過程でゴミを作り出すのは矛盾しているのではと考えます。

    上記決まりごとにつながるのですが、ランダムにカットすることは、小さな芯のゴミを作りだすことになります。

    創作のとき、どのくらい芯を使うか事前にわかる作品の場合はそれに合わせて芯をカットしますが、そうではない場合の作品は、ある程度カットした芯をストックした状態から始めます。
    そのカットした芯は保管し、次の作品のときに使うようにしてあります。

    カットの際に裁断ミスで不具合がある芯もでてきてしまうのですが、それらはそれで破棄せずに、それらの芯で創作する作品に使用しています。

 

ミニマムにすることでわたしの作品には制限ができ、制限ができることで作品の幅が広がり、幅が広がっても統一感があり、常にトイレットペーパー芯アートを表現することができます。

このコンセプトを元に日々作品を作り続けています。

 

 

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